都市帝国 Ver.0.91a
2005.02.07.Mon

いやぁ、長かったです。かつて小学時代にその辺の楽器を(もしくは音の出るもの)
をかき集めてテープへの多重録音で耳コピしようとして、
見事挫折、トラウマにすらなった白色彗星の本体「都市帝国」が、
20数年の時を経てやっと自分の手と耳で再現できました。

1年前だったら「普通に無理」と言っていたでしょうが、
1年経って経験が積まれたおかげで
この「都市帝国」の音採り自体はそれほど大したことでは無いと今は思います。
(それでも、Drumだけは憂鬱でした。
耳スキャンの3,4割の時間をこのDrum拾いに費やしています。)
一方でmidi levelの表現やAudioにしてからのeffectのかけ方などには、
かなり真剣に取り組まないと平凡な作品になってしまう危うさが
この曲にはあったように思います。
各楽器がバラバラになって、ただうるさいだけの曲になりかねないからです。
えっ、じゃぁ今回そうならなかったのか?という問詰めには自信ありませんが...

相変わらずHSEメインのStringsですが、今回は少し手を抜いてCombiを使いました。
音域外のノートをスイッチにしてlegato, staccato, tremoloといった音色に変えられる、
経済的なセットです。もう2,3trackをViolinsにあてて、
ザワザワ感を出したほうが良かったかもしれません。

  1. 1stViolin A: motif preset 2 Violins を変形
  2. 1stViolin B: HSE XXL-Xfade Combi Violins
  3. 2ndViolin B: HSE XXL-Xfade Combi Violins
  4. Viola A: HSE XXL-Xfade Combi Violas
  5. Cello A: motif preset 2 cellos を変形
  6. Cello B: HSE XXL-Xfade Combi Cellos
  7. Contrabass: HSE XXL-Xfade Combi

Brass Part。
Trumpetのflutter tangingという奏法をPLG-150VLでやってみました。
Stringsに比べBrassについてはまだ研究が足らず、
いささか幼稚な音になってしまっています。
motifからの録音は相変わらずノイズに悩まされていますが、
それでもTrumpets, Horns, その他Brassの3 Audio trackに分けて
それぞれ深さの違うReverbとEQなどをかけています。
またノイズ消しはノイズゲートを使わず、
motif内部のReverbを短めにかけておいて、
音の切れ目に無音化とfade outを組み合わせて擬似的にノイズを小さくしています。
やりすぎると無音部分がかえって不自然になってしまいますが。
この後、今度はCubase内でReverbを追加しています。

  1. 1stTrumpet: moitf preset Big&Bright をbaseに変形(硬め)
  2. 2ndTrumpet: moitf preset Big&Bright をbaseに変形(太め)
  3. flutter Trumpet: PLG-150VL preset Trumpet をflutter tanging用に変形
  4. 1stTrombone: moitf preset Big&Bright をbaseに変形(音割れぎみ明るめ)
  5. 2ndTrombone: moitf preset Big&Bright をbaseに変形(太め)
  6. Horn A: moitf preset Symphony をbaseに変形(深め)
  7. Horn B: moitf preset Big&Bright をbaseに変形(明るめ)
  8. Tuba: moitf preset Big&Bright をbaseに変形(音割れ)

木管とPercussion。
TimpanyはMultiBand CompressorとEQを試行錯誤でかけています。
今まで使ったTimpanyの中ではなかなかの音になったかなと。(下図)
Marimbaはmotif標準だと音が豊か過ぎなので、
今回の「都市帝国」にあらわれるオモチャ的なMarimbaに合わせるため
EQとMultiBand Compressorで中音部を軽くして目標の音色に近づけました。
Drumはかなり高いレベルでのノイズゲートをかけて、
特にBDあたりのキレが良くなるよう努めました。
Snareあたりがまだ響きすぎるのがちょっと気にかかります。
EQでHighを少し強めにして輪郭をはっきりさせました。

  1. Flute: motif preset WW Trio をBoost変形
  2. Base: motif preset PrecAmped を変形
  3. Drum: motif preset Drystandard を変形
  4. Timpany: motif preset Timp+Cym をBoost変形
  5. Marimba: motif preset Marimba にEQで変形

仕上げに今回初めてCubaseのmagnetoという
「音質アナログ化」effectを使っています。
以前からCubaseのReverbで作られた残響音は
ちょっと電子的で気になっていたのですが、
このmagnetoをかけることで、それが押さえられたように感じます。
さらに、(実はよく効果が分からないのですが)mp3に変換する際にも、
CubaseのUV22HRというditheringをかけました。
かけないときに比べmp3後いつも物足りなく感じていたDynamicsが
変換後も維持されているように感じました。(気のせいかなぁ...)